この記事は、フィンランドに関するmemeを作っている「Very Finnish Problems」さんのネタと、
Youtuber「Aleksi himself」さんと「ISMO」さんのYoutube動画を訳したものです。
ノニーン とは
Noniin(ノニーン)とは、フィンランド語でいろんな意味を持つ便利な言葉。
日本語でいう「やばい」のように、
様々なシーンで、ポジティブなことにもネガティブなことにも使えます。
フィンランド人にとって、とても大切な言葉。
私が交換留学をした大学の留学生向けオリエンテーションでは、
「ノニーン」がテーマのお笑い動画を見せられました。
(英語字幕をオンにしてご覧ください)
ノニーンの使い分け
NOni(ノニ)
「ノ」を強く発音します。
意味は、「あーあ、やっちゃった…はいはい、よくできました」
と相手がしくじったことを皮肉りたい時に用います。
noNI(ノニ)
「ニ」を強く発音します。
意味は、「ほらみろ!だから言っただろ!!」
こちらは、相手がしくじったことを、ダイレクトに非難したいときにピッタリです。
noni (ノニ)
強弱は付けずに発音します。
意味は、「まあ、とにかく」または「頭整理しなきゃ…ちょっと考えさせて」
話を変えたいときや、一人で考える時間が欲しい時に使うと良いでしょう。
NOniin (ノニーン)
「ノ」を強く、悲し気または苛立たし気に発音します。
意味は、「あーもうわかったわかった!あっしの負けですよ!はいはい」
または、「そうだね!あんたが正しかったよ!あっしが悪うござんしたー!」
ゲームで負けた時や、論破された時に悔し紛れに言いたい人におすすめ。
この「NOniin (ノニーン)」ですが、ニーンを気持ち少し長めに、陽気に発音すると、
「次の方どうぞー」または「夕飯の準備できてますよー」という意味になります。
街中でよく聞くノニーンです。
Nonniin (ノンニーン)
特に強弱はなく、ニーンを気持ち少し長めに、陽気に発音します。
意味は、「お腹いっぱい。ご馳走様~」
満足げに言いましょう。
no.Niin (ノ、ニーン)
ノで一旦止めて発音。
意味は、「そうそう、だから私が言ってるように…」
「はい、これに関して私が知っていることは以上です」
「んー、まあ確かにそうだねぇ…(考え中)」
場の空気を読んで見分けましょう。
noNIIN(ノニーン)
「ニーン」を強く発音します。
意味は、「よっしゃ始めるでーー!!」または「オッケーーーイ!」
筆者はこれを一番よく耳にしました。
なぜかというと、交換留学時代、大学のフィンランド人の先生方は、
必ず「noNIIN!」と高らかに一声叫んでから講義を始めるからです。
nonni(ノンニ)
強弱はつけません。
意味は、「あーあ、せっかくのチャンスだったのによー!」
「ン」部分を長くすればするほど、強い落胆を表現することができます。
相手のしたことがうまく行かなかったり、失敗に終わった時に、
少し同情を込めて(?)言う言い方です。
nonNI(ノンニ)
「ニ」のみを強く発音します。
意味は、「おっしゃいったるでぇ!」
自分を勇気づけたり、心構えをする時に唱えたい言葉です。
noNII(ノニーー)
「ニ」を強く、朗らかに、長めに発音します。
意味は、「おお!やったー!」
例えば、アイスホッケーでフィンランドチームが立て直した時など、
何か物事がうまく行っている時に使えます。
NONIH(ノニーーーーーーー!!)
発音のコツは、怒りを込めて大声で叫ぶことです。
意味は、「オーマイガー」
やりたくないことをやらされることが決まってイライラしている時や、
せっかくできた料理を落とした時、などに使いましょう。
Noni-IH(ノニーーイッ)
「ノニー」と少し伸ばして、最後に「イッ」と強く発音します。
意味は、「そうなんだよ!そうそう!」
自分の言いたいことを相手がうまく言い当てた時などに使いましょう。
noni-i(ノニーイ)
さっきとほとんど同じ発音ですが、控え目に、強弱を付けずに発音します。
意味は、「だよなー」
相手が言ったネガティブなことに対して、「ほんとにその通り。」と思った時に言います。
no(ノッ)
「ノッ」と短く素早く発音するのがコツ。
意味は、「あー、もう…」「くそっ!」
例えば、イヤフォンの紐が絡まって解けない時など、小さな苛立ちを表したい時に使いましょう。
niin(ニーン)
強弱はつけません。
niinは文中で用いられると、「それで」「~のために」「~みたいな」「めっちゃ」など、
幅広い意味を表すことのできる最強の単語です。
niinだけで用いられた時は、「そうだね!」という意味になります。
「今日いい天気やね」と言われたら、「ニーン」と答えましょう。
ネイティブの発音
ネイティブの発音をぜひ聞きたいという方!
こちらに、参考にしたAleksi himselfさんの動画を載せておきます。
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