フィンランドの大型スーパープリズマ & スーパーの利用方法

フィンランドいろいろ

プリズマって?

https://www.nordanopartners.com/credentials/divestment-of-prisma-itakeskus-hypermarket-in-helsinki/

プリズマ(Prisma)は、フィンランドに64店舗展開している、巨大スーパーのこと。

プリズマには食料品だけでなく、

日用品、サウナ、服、園芸用品…

約11000~60000点の品が揃っています。

一つのお店ですべての買い物ができちゃう、言うなれば、フィンランドのコストコのようなところ。

 

フィンランドの大手スーパー会社といえば、KマーケットとSマーケットがあって、

プリズマはSマーケット系列です。

今やプリズマはエストニア、ラトビア、リトアニア、ロシアにまで展開しているそうです。

Prisma – Hyvä mutta halpa
Osta helposti Prisma verkkokaupasta. Laaja valikoima kodinkoneita, elektroniikkaa, kodin–, lasten–, sekä urheilutuotteita.

 

どれくらい大きいの?

試しに、フィンランドはヨエンスーのプリズマを覗いてみましょう!

ヘルシンキなどの都会のプリズマは、2階以上が存在するのかもしれませんが、
ヨエンスーは田舎なので、横にでかく、1階しかありません(2階は駐車場)。
だから”でかさ”が際立つ!

 

園芸コーナーから食料品売り場まで歩いてみました。

時間はだいたい、曲一曲分くらいの長さ!

 

さらに、室内がでかすぎるゆえに、たまに小鳥が中を飛び交っています。

この動画は、カート置き場の上に留まっている小鳥。誰も気にしません。

 

買い物の仕方

カートの使い方

最初にカートか、カゴを取ります。

カートは最初にコインを入れて、チェーンを外す必要があります。

手順は、

・1ユーロ または 50セントを挿入
・チェーンが外れる
・買い物が終わったら、カート置き場にカートを戻して、
前のカートのキー(チェーンの先についている)を、自分のカートに差し込む
・お金が戻ってくる

といった感じです。

 

一度入ると出られない、北欧のスーパーあるある

注意点!

スーパーの入り口は一方通行のゲートのようになっていて、

一旦中に入ると、何かレジで購入しなければ出てこれないようになっています。

スーパーの中でトイレに行きたくなったら?欲しいものがなくて手ぶらで出てきたかったら?

そういう時は、スーパーの入り口のゲートの横に受付係の人がいるので、その人に

「すんません、トイレ行きたいので出してください」

と言えば、ゲートを開けてくれます。

(なんだか大げさで、ちょっと恥ずかしい…(笑))

フィンランドおよび北欧のスーパーでは一般的なようです。

 

量りの使い方

フィンランドではほとんどのお野菜は袋詰めされておらず、そのまま山積みされています。

野菜を買う時は、好きなだけ取って、近くにある量りに乗せて購入します。

バナナも、一本だけ欲しかったら、房から一本だけもぎ取って購入することもできるのです。

量りの使い方はこんな感じ。

① 購入したい野菜の番号を確認します。

真ん中の大きな数字が”値段”で、右下の小さな数字が”量りのための番号”です。

この場合は、キュウリが61番であることがわかります。

② 量りに購入したい商品を乗せて、上の番号表から、該当の番号を探して押します。

③ すると、量りのどこからか(だいたいは下から)ピーっとバーコードのシールが出てくるので、

野菜に貼ったらできあがり。

生のりんごにも平気でぺたぺた貼りますが、ちょっと嫌だなぁと思う人は、近くにビニール袋もあるので、それに野菜を入れてから貼りましょう。
袋にはいくつか種類があって、緑色の柔らかいビニール袋もありますが、どれでも大丈夫!
緑色のは少し薄くて破れやすいですが、環境に良いビニール袋なんだそう。

 

パンも同じです。好きなパンを選び、番号を確認します。

(この場合は、51ですね)

好きなだけトングで袋に入れて、重さを量って、バーコードのシールを貼ります。

ここで注意!
一つの袋に数種類のパンを入れてはいけません。違う種類のパンを一緒にしてしまうと、重さを量る時に困ります。
例えば「カレリアンピーラッカ1つ」に、「ブルーベリーパイ3つ」でも、カレリアンピーラッカはカレリアンピーラッカで一つの袋に入れて量らなければなりません。

 

レジでのお会計方法

フィンランドのレジって、初めてだと少し面食らいます。

何しろレジ全体がベルトコンベアになっているのです…!

 

  • STEP1
    商品をベルトコンベアに並べよう

    お会計をしてもらうには、客が自分で購入品をベルトコンベアの上に並べる必要があります。

    レジの係の人は並べられた商品を一つずつピッとしながら、レジの向こう側に通します。

    レジの向こう側はベルトコンベアの続きになっており、

    レジを通された商品はベルトコンベアを流れていき、終点にぶつかって止まります。

    こうして商品がベルトコンベアの終点に徐々に山積みにされていく仕組みになっているのです。

    ビニール袋やショッピングバッグはレジの前の棚に置いてあることが多いです。欲しい人はこれもベルトコンベアに乗せましょう。

  • STEP2
    カゴを返却しよう

    カゴはレジではもはや必要ありません。レジの前で返却してしまいましょう。

    レジの前に積まれたカゴ置き場があるはず。

  • STEP3
    お会計

    お会計はクレジットでも現金でもOKです。

    フィンランドの店員さんは(ヘルシンキなどの観光地を除いて)おそらくフィンランド語で「○○€です」と言いますが、

    理解できないような素振りをすると、英語に変えてくれます。

    ただ、値段とクレジットかどうか聞かれるだけなので、頭を縦にブンブン振っていればフィンランド語だけでもなんとかなります。

  • STEP4
    勝負の袋詰め

    お会計が終わったら、素早く袋詰め作業に移りましょう!

    ベルトコンベアには、次の客と前の客の商品が混同しないための「分岐」が設けられてはいますが、

    次の次の客の商品は、あなたの商品と同じレーンに流れてきます。

    商品が混じって「これあなたの?私の?」とややこしくなる前に、自分の分を袋詰めし、急いでその場を立ち去りましょう。

 

また、フィンランドではできるだけビニール袋を使わないのが普通なので、

買った商品をそのまま手で抱えて帰る人、リュックに直接全部詰め込む人、が多くいます。

 

フィンランドのレジの、ビニール袋の横に置いてあるのが「ちょっとしっかり目の生地のショッピングバッグ」。

日本でいうショッピングバッグのような見た目ですが、フィンランドでは「マイバッグ」的立ち位置です。

私たちに馴染み深い折り畳み式の柔らかいマイバッグは、フィンランドでは滅多に見かけません。

ショッピングバッグにはこういったご当地デザインのものや、ムーミンのものなどいろんな柄があるので、

お土産にもピッタリ。気が付くとたくさん買ってしまいます。

 

近年はセルフレジが普及していて、

ヘルシンキ空港のコンビニ(aleppa)にも普通のレジとセルフレジの両方があります。

セルフレジはほとんど日本のセルフレジのやり方と変わりません。

(ヨエンスーのセルフレジの様子)

プリズマには何が売ってるの?

なんでも売ってる!と言いましたが…

イメージが湧かないと思うので、プリズマの中の様子を詳しくご紹介していこうと思います。

 

こんなものまで…!大型の商品

こちらはグリル。サマーハウスに行った時に大活躍。

マッシュルーム焼きもこんな感じのグリルで料理します。

そしてサウナの中の、水をかける石!

ここに水をかけて、じゅわ~と出る蒸気がサウナを暑くします。

これは何だと思いますか?

実は露天風呂です!温かい水を溜めて、屋外で入ります。

フィンランドにも露天風呂あるんですね~!やっぱり温泉好きな日本人と通じるところがあるのでしょうか。

 

食料品

こちらはお野菜コーナー。全部山盛りです。

左に見えるのは”Peruna”、お芋のこと。

土っぽいお芋も、全部山盛りにされています。さすが、主食の芋は量が段違い。

 

野菜の間に埋もれているこれ、何かわかりますか?

実は、野菜嫌いな子供たちに野菜を好きになってもらうためのマスコットなんです。

野菜と一緒に直置きにされています…。

 

こちらはお惣菜コーナー。味付けや調理がされたお肉や総菜などが並びます。

写真右端でお姉さんが注文を承っていますね。

欲しいものが見つかったら、何を何グラム単位で欲しいか伝えて購入しよう。

おさかなコーナーももちろん充実しています。

といっても、種類はあまり豊富ではないのですが。

ほとんどサーモン、他はmuikku(ムイック)と呼ばれる小さな川魚、等…

さて、棚コーナーに移りましょう。

この写真のような、縦に長――――――い棚が永遠に並んでいます。

こちらはハムコーナー。

ハムだけでなんでこんなスペースいるの?っていうくらい、端から端まで全部ハムです。

「MAITO」と書かれたこのコーナー。

MAITOとは「牛乳」の意味で、端から端まで牛乳一色です。

フィンランドは乳製品の消費量が世界でもトップクラス。

私のフィンランド人の友人は、一日に牛乳一本を消費します。

牛乳だけでなんでこんなにたくさんあるかと言うと、それぞれちょっとずつ種類が違うからです。

例えば、「ラクトースフリー」、「脂肪分少な目」、またサワークリームのような酸味のあるものまで!

 

こちらはチーズコーナー。

チーズが大好物な私は、これを初めて見た時卒倒しかけました。

片っ端から片っ端まで、短距離走ができる距離、すべてがチーズで埋め尽くされている…

しかもサイズがでかい。

私たち日本人は、朝食のパンにスライスチーズをのせる時、あらかじめ数枚に個別包装されたチーズを用いますが、

フィンランドの人たちは、大きなチーズの塊を買って、チーズのスライサーでスライスしてパンに乗せて食べます。

写真の右はじを見てください、これがその「朝食用のチーズ」の塊です。

両手で持つくらいのでかさ!メーカーや、風味の違いでいろんな色のパッケージがあります。

もちろん、このチーズの他にもフランスからのチーズやギリシャの珍しいチーズ等、

一年滞在していても、到底制覇できない種類のチーズが備わっています。

 

余談ですが、栗を発見しました!!

フィンランドにも栗があるんですね…(?)

 

ヨエンスーならではのお土産

もし、みなさんがヨエンスーのプリズマに来ることがあったら、是非覗いてほしいのが…

ヨエンスーグッズ!

こちらは、ヨエンスーはコリ国立自然公園デザインの鍋つかみです。

そしてコリの山頂からの絶景をデザインにしたカーテンも。

ヨエンスーの街の風景デザインのシーツさえあります!

他にもヨエンスーの可愛いお土産を説明しています。

 

 

おまけ

日本の夏の風物詩と言えば、「蚊取り線香」

なんと、フィンランドにも蚊取り線香が売っています!

 

この棚は夏になると現れる、蚊撃退グッズのコーナー。

蚊取り線香はこちらです。ちゃんと日本のものと一緒の形!

 

ちょうど飲み物コーナーに回ったら、空調か何かの修理の真っ最中でした。

こんな機械で上に上がるんですね…見晴らしがよさそうです。

 

プリズマには、他にも雑貨のコーナー、食器コーナー、家具コーナー、おもちゃコーナー等、

いろんな品物が売っています。

今回の記事だけでは書ききれなさそうなので、今後それぞれ特集してきたいと思います。

この記事が「役に立った!」「面白い!」と思ってくださった方、

このアイコンをカチっとお願いします!

(違うページに移動してしまいますが、それでポイントが加算される仕組みになっています)

筆者にとって、とても励みになります...!

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!

SNSフォロー
フィンランドいろいろフィンランド生活情報
スポンサーリンク
スーイのフィンランド留学日記

コメント

タイトルとURLをコピーしました