これを見れば全部わかる!フィンランドの留学方法大辞典【Finnish Institute情報まとめ:更新日2020/5/11】

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*Finnish Institute説明会にて得られた情報に、私の経験をプラスしています。

フィンランドの教育について

フィンランドの大学生は、個々の事情に合わせて2~4年で大学を卒業します。

男性は兵役が義務づけられているので、大学生の中には一度社会に出て学問に復帰した人まで様々な年代の人がいます。

そのため、私たちが正規留学する際も、現役学生や社会人で応募口が分かれているということもありません。

フィンランドの大学には、総合大学13個と応用科学大学22個があり、どちらも文系理系科目の講義が展開されています。

総合大学(yliopisto)では学術研究に重きが置かれており、

一方、応用科学大学(ammattikorkeakoulu)はより実践的で職業訓練的な内容となっています。

応用科学大学は、一般的に2年間の職業経験がないと入学できない。要項をよくチェックしよう。
学術ネットワークが発達しており、講座によっては一つの大学に在籍しながら、複数の大学の授業を受講することができます。つまり、Aの大学にて留学していても、場合によってB大学、C大学から授業が受講できるということです。(例:アールト大学とヘルシンキ大学)

フィンランド教育のモットー

平等な教育機会

・授業料が無料(プレスクールから大学院まで)

・プレスクールから高校までの、世界初の無料学校給食の実現

・主体性を重視した個人に合わせた学習

・well-bring(幸せ度)の向上:身体的・精神的・社会的に幸せな暮らし

・”Learning Society”―生涯教育(Learning to Learn)

学び続ける姿勢が国民に備わっています。

 

フィンランドの一生の学習過程

 

フィンランド留学の種類

短期(数週間)から長期(数年)にわたって、フィンランドで学習することができます。

学士号・修士号

1 交換留学 (半年~1年)

自分の在籍している大学がフィンランドの入学したい大学と協定を結んでいる必要があります。

日本の大学で留学資格を得て、フィンランドの大学へ協定留学します。

2 Visiting Student (半年~1年)

在籍する大学が結んでいる協定校一覧に、

自分の行きたいフィンランドの大学がない場合はこちらがおすすめ。

留学先大学で単位互換をすることもできます。

 

3 正規留学 (1年以上)

日本の大学に在籍しながら、フィンランドの大学にて勉強する留学とは異なり、

フィンランドの大学に入学し、卒業を目指す留学を正規留学といいます(または学位取得留学)。

 

4 博士号 (短期~長期)

こちらも、フィンランドの博士課程に入学し、卒業を目指す研究留学です。

中には博士課程において交換留学することができるところもあるようです。

 

5 その他 (もっと短期で留学したい人向け)

・サマースクール (2~3週間)

フィンランドの各大学が、夏の間だけの期間限定スクールを開いています。

申請すれば誰でも受けることができます。

・国民成人学校

大学の準備コースのような専門的なコースもあります。

日本からフィンランドに留学する際のファーストステップとして、民成人学校に留学してから、

フィンランドの総合大学や応用科学大学に入学するということもあるそうです。

・夏季大学

・大学付属の言語センター

・労働者教育センター

・生涯教育センターでの言語、IT、手芸など。

カルチャー留学(フィンランドセンター主催)

出願方法

フィンランドの大学は秋留学が主流ですが、春留学もあります。

1)留学先大学・コースの選定(studyinfinland.fiで学びたい分野を調べる)

この際、TOEFLやIELTSが何点必要か確認しておきましょう。

2)個別申請とJoint application(併願:最大6学科)

秋留学:出願時期は前年11月~翌年1月頃

春留学:出願時期は前年9月頃です。

Joint Applicationのみ受け付ける大学、個別申請のみ受け付ける大学、など様々で、さらに時期によって受付方法が変化するため、必ず現地の大学のウェブサイトをよく確認してください。大使館やFinnish Instituteに問い合わせた際の返答と、大学に問い合わせた際の返答が食い違った場合は、大学の支持に従ってください。
フィンランドの大学が提供する奨学金については、出願と同時に申し込みます。
正規留学生向けの奨学金の取得の条件は寛容な場合が多いそうです。奨学金の基準は大学によって広く異なります。
(フィンランドの大学が提供する奨学金以外にも、日本からフィンランドの大学に留学する学生を対象とした文部科学省やササカワ財団奨学金などがありますので、広く情報収集することをおすすめします)

3)入学審査悔過の確認・入学手続き(6月)

秋留学:入学審査結果は6月頃

春留学:入学審査結果は11月頃

4)渡航準備

秋留学:9月

春留学:1月

学習・生活環境

公用語はフィンランド語とスウェーデン語です。

しかし、学士・修士課程で英語でのコースが合計450以上開講しているため、英語での学位の取得が可能です。

学士においては英語で受講できるものがかなり限られています。プログラミング関係以外で英語で開講されている授業は非常に稀です。アールト大学ではプログラミング以外では、デザインコースが唯一英語でした。
修士や博士課程は基本的に英語です。また、学士過程での交換留学などもすべて英語で受講できます。

留学生サポート(チューター制度)があり、留学前から質問に対応してくれます。

また到着後も、特にはじめの数週間のお世話を担ってくれます。

 

秋留学の場合は、9月頃に学生ユニオンによるレクリエーションなどが盛んにおこなわれます。

筆者はみんなで仮装して音楽を爆音でかけながら、お酒片手に市内を循環しクイズを解いていく、

という伝統のレクリエーションに参加しました。

 

国土の78%が森林に覆われ、18万以上の湖沼(10%)が点在するという、

自然と人との距離が非常に近い暮らしです。

首都ヘルシンキですら、一時間あれば森のど真ん中に行きつくことが可能です。

湖は湖沼地方である東フィンランド地域にのみ多く存在することをお忘れなく。
西や南フィンランドは陸面積が多いです。

白夜yöton yö や 極夜 kaamos を体験することができ、

オーロラは非常に運が良ければ見つけることができるかもしれません。

オーロラは、ラップランド地方はもう少し頻繁に見られます。
ヘルシンキではまず見られません。東フィンランドは数年に1回ほど。
(ちなみに、ヘルシンキは1年を通じてほとんど雪が積もりませんよ)
また、白夜/極夜は、ラップランドでは完全に日が沈まない/昇らない日々がありますが、その他の地域では、完全に白夜/極夜になることはありません。
冬の東フィンランドでは、一番短い時で日照時間が4時間くらいでした。詳しくはこちらから。
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フィンランドの大学の学年暦(正規留学生向けInfo)

秋学期9月~12月、春学期1月~6月

クリスマス休暇(12月下旬)とイースター休暇(4月下旬)がそれぞれ2週間ほど。

夏休み(6月~8月)は3か月。

授業:

必須・選択科目がある。

主専攻(Major)と副専攻(Minor)があり、例えば主専攻がコンピュータサイエンスだったとしても、副専攻でドイツ語を取ることもできます。

授業形態は、グループで行うもの~講義まで様々。

私の経験上では、グループ授業は思ったより少ないという印象です。

教育や異文化コミュニケーションなどは比較的グループ授業や課外授業が多い印象ですが、

サイエンス分野は講義形態が多いです(なお、大学によって異なります)。

ヨーロッパ圏の留学生が多い

EU圏の学生は容易にフィンランドへ留学することが可能なため、

留学生には特にスペイン、フランス、ドイツからの学生がとても多いです。

・不規則なスケジュール

授業は日本の大学のように毎週同じ時間に開講されるとは限りません。

ある授業は5日にわたって集中的に行われたりするなど、かなりばらつきがあります。

そのため、他の講義と被ってしまうことも。

そういった場合は、先生に申し出れば欠席した授業の代わりとなる課題を与えてくれます。

・ストレスフリーな学習環境

比較的ストレスフリーな学習環境で、旅行に行くから数週間授業に出れませんと申し出ると、

代わりの課題を与えて承諾してくださる先生などもいます。

ときどき締切の期日も多めに見てくれたり…(小声)

 

成績のつけ方:

・履修する授業によって異なりますが、

グループプレゼンテーションや論述試験、ポートフォリオ(美術系の学部)、

学習日記(その日習ったことをまとめる)、

数冊本を読んでテストに臨むものなど様々です。

しかし、共通して言えることは、覚えるだけの試験は出ないということです。

フィンランドの学校は、小学校の頃から、あまり暗記に重点を置いていません。

 

学費や生活費はいくらくらいかかるのか?

学費:

2017年以降、日本などEU/EEA県外からの留学生に対し、授業料が有償になりました。

(ただし、大学・留学形態・学位レベルによって異なります。)

目安 約96万円~216万円(€8000-18000/年)

生活費:

目安としては、一か月8万円。

生活費が高いと言われているフィンランドですが、実は学生にとっては非常にお手頃です。

食堂は場所によりますが約2€ほど(200円くらい)で、

メイン一食と、パンとサラダ食べ放題バーが付いてきます。

交通機関においても学生の場合は最大で半額になったり。

街のほとんどの飲食店でも学割が効きます。

野菜や果物は日本より安く、化粧品や衣類は日本とほぼ同じくらいの値段で購入することができます。

また、現地ではセカンドハンドショップが充実

(大学が無料で前の留学生が残していった食器を配布している場合もある)しているため、

お手頃価格で生活用品をそろえることが可能。

特に重要なのがfacebookでの売り買い。去る留学生が自転車など、様々な品をFacebookコミュニティで売り出すので、そこから連絡を取り、買い付けるのが主流。自分のFacebookアカウントがない人は、留学前に開設しよう。また、whatsappというアプリもインストールしておくと、現地でできた友達と連絡を取りやすい。

家賃はもちろん、ヘルシンキが最も高いです。

フィンランドでは住居を見つけるのが大変ですが、

ヘルシンキにはそれにもまして苦労します。早い段階から探し始めましょう。

大学が提携している寮だから入れるでしょ、と油断してはいけません。友人は大学が提携している寮に申し込んでもなかなか返事が来ず、やっと来た時には寮がすべて埋まっていると言われ、1か月間ホステル暮らしでした。返事が1週間経っても来ない場合は、しつこいくらい連絡しましょう。

 

Q&A

Q. なぜ 併願と個別申請、両方存在しているのか?

すべての大学で併願か個別申請か、どちらかに統一されていないためです。大学によって併願なのか、個別申請なのか変わってきますので、最新情報は常に各大学の公式HPから確認するか、各大学に問い合わせメールを送ってみてください。

 

Q. Joint Applicationでは、Motivation Letterの内容を各大学によって変更できるか?

Motivation Letterをどの段階で提出するのかは、大学・コースによって異なるようです。そのため、大学・コースによっては内容を変更できる場合もあるかもしれません。その場合は、個別にメールで大学に送付するものと見られます。ただ原則的には、併願での申請時はシステム上1つのMotivation Letterしかアップロードできません。

 

Q. フィンランドでの留学中にインターンシップに挑戦したいが、どのような方法があるか?

A. 大学から学生に定期的に送られてくるメールから情報を得ることもできますし、インターネットで各自探すこともできます。

インターンシップのwebsite: https://www.aarresaari.net/index.php?32&uniid=7&lang_id=1

 

Q. 自分が今就職している仕事の内容と、志望する大学院の学習内容が食い違っていた場合でも、応募できますか?一貫性がなくても大丈夫ですか?

自分が今までしてきたことを、これから勉強したいこと・将来取り組んでいきたいことに紐づけられればOK。一貫性がなくても、自分の目標を計画的に説明できれば大丈夫。要は、向こうはどうしてその大学で学びたいかを知りたい。それをどう将来に生かしていきたいのか。基本的なことをしっかり説明できるようにしましょう。

なお、これまでの学歴・経歴と院で学びたいコースとの合致性の判断基準は公開されていません。

 

Q. 新型コロナウイルス感染拡大での留学への影響は?

5月中旬ごろまでのリモート学習は決定していますが、その後は未定。

秋からの新学期は、毎年通りの予定です。

 

Q. バイトは可能か。

可能です。ただし、学生ビザは週25時間までと定められています。

各大学の指示に従いましょう。

 

Q. フィンランドで就職するにはどうすればよいか

正規留学を経て卒業すると、就職口が見つかりやすいです。それ以外で、ストレートにフィンランドにて就職するには、プログラミングなどの仕事で就職するのが最も有力。

正規留学を経て卒業し、就職する場合でも、フィンランド語ができなければかなり苦しいですが、プログラミング枠では英語でも就職が可能な場合がほとんどです。

正規留学を経た場合、学生ビザが切れても卒業後一年間、就職活動期間が与えられます。就労ビザもサポートされやすいです。

 

Q. フィンランド語を学びたいのですが、日本国内で学べる学校はありますか?

四ツ谷にある「ディラ国際語学アカデミー」

横浜・新宿・立川・湘南にある「朝日カルチャーセンター」

横浜の「読売・日本テレビ文化センター」

Finnish Institute フィンランドセンター

などがあります。

 

Q. フィンランドで需要の高い外国人像はありますか?

特異なスキルを持った人材が求められていて、先ほど述べた通り、

プログラミングなどのIT関係が圧倒的人気です。

 

Q. フィンランドの大学に申請する際、フィンランド語を話せることで優遇されることはあるのか

学部によります。フィンランド語学科などは確実に優遇されると思われますが、

全体的に見れば、アドバンテージとして見られると思います。

 

Q. フィンランドはどういった学問が強いのでしょうか。

やはり教育が最も強いです。フィンランド語で受けられる教師養成校では、

ユバスキュラやタンペレの学校が強いです。

 

Q. 国民高等学校について知りたいのですが

フィンランド語でしか情報がありませんが、こちらのwebsiteがあります:kansalaisopisto.fi

 

Q. 学校選びやビザ手配のアドバイスは、留学エージェントを利用するのが一般的ですか?

いいえ、自身で調べることが前提となっています。各大学のHPを隅から隅までよく見て、studyinfo.fiなどをよくかみ砕いて理解しましょう。

私の経験上、大使館はほとんどサポートしてくれません。またVISAの申請過程についても質問がたくさん浮かんでくると思いますが、良識の範囲内で自分で判断してくださいと返答が来るのみです。

もしわからないことがあれば、Finnish instituteの方に質問する方がまだ返答が来やすいと思います。

留学エージェントはほとんどありません。

 

Q. フィンランド国内で発信されているニュースサイトはありますか?

Yle(国営放送)

Yle Areena

Yle Puhe

 

 

 

 

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