フィンランドの新入生歓迎会はクラブ貸し切り
私も初めて知った時はかなり驚きましたが、
なんと大学がクラブまるごと貸切って、新入生や留学生のためにパーティーを開いてくれます。
当日は、大学のイベント企画部の人たちがクラブの中に待機しており、
留学生同士が仲良くなれるように、様々なアクティビティを開催してくれるのです。
筆者の場合は、ビンゴゲームでした。
様々な質問が書かれた用紙と鉛筆が配られ、その質問の答えに当てはまる人を探す、というものです。
例えば、「ヨエンスーのマスコットキャラの狼ともう写真を撮った人?」とかいうものです。
クラブは当然音楽がガンガンにかかってうるさいので、まともな会話もできず…
声を張り上げて話さなければならないので、正直友達作りの場には向いていないのでは…(笑)
クラブって怖くない?
新入生歓迎会の場合
新入生歓迎会でのクラブは、それほど恐れる必要はありません。
何せクラブの中にいる人ほぼ全員が留学生ですので、危ない人はほぼいません。
顔見知りや友達に囲まれているため、安心感があります。
ただし、危ない人も少なからずいるのは事実。
筆者は、新入生歓迎会に紛れ込んでいた(?)見知らぬ酔っ払いのおじさんにナンパされました。
友人グループと一緒にいたため、友人に追い払ってもらい、特に何も起こらず、その後も楽しむことができました。
このように酔っ払いが多いが故、新入生歓迎会であっても、変な人がいる確率は0ではありません。
必ず、友人と共に行動し、単独行動は避けましょう。
普段のクラブに参加する場合
それじゃあ、観光でフィンランドに来て、ちょっと立ち寄ってみようかな?という場合は?
イベントごとがない日のクラブはどんな感じ?
新入生歓迎会などのイベントがない日のクラブには、一般の人たち(ローカル)もたくさん入り混じっています。
そのため、危険度が格段にアップ。
フィンランド人にとってナンパの場所=クラブなので、不快な目に合うことも多くなります。
また酔っ払って理性を失い、人種差別的言動をする人もいるため、
女性は特に、必ず友人と共に(できれば現地の方)入店しましょう。
できれば男性の友人も連れて行くとなお安心です。
ローカルの私でも、一人でクラブに行くことはありません。
必ず友人を連れて行き、できる限り男友達にも来てもらいます。
間違っても、片桐はいりさんのように、
女性一人で、しかも夜のヘルシンキのクラブに行かないでくださいね(笑)
クラブのイベントをチェックしたい時は、そのクラブのfacebookページをチェックしましょう。
フィンランドでは、イベントごとはほとんどfacebookで共有されます。
フィンランドで勉強する留学生は特に、facebookなしではイベントにほとんど参加できません。
また、中古品の売り買いなどもfacebook上で行われるので、お目当てのページをフォローし、こまめにチェックするようにしましょう。
そこまでしてクラブに行く意味があるのか?
ここまで読んでくださったみなさんは
「それほどの危険を侵してまでクラブに行くの」と、お思いでしょう。
私も、全くクラブに行くタイプの人間ではなく、新入生歓迎会が人生初めてのクラブだったので、
お気持ちよくわかります。
少々の危険が伴うクラブですが、気心の知れた友人と踊るととても楽しいです。
みんなで円になってノリノリの音楽に身を任せて踊るとストレス発散になりますし、
普段クラブに行く姿すら想像できないような友達の、かわいいダンスも見れちゃったりします。
お金を払ってまで行こうとは思わないけど、入場無料ならみんなで行こう!という感じで、
よい思い出になりました。
もちろん、クラブに溺れるのはあまりよろしくないと思います。
特に、ヨーロッパの学生にとって、クラブは本当に日常的な遊び場ゆえ、
週に何度も、頻繁に出入りしている留学生も多く見かけました。
そんな彼らに便乗してしまうのは少々危険かも…
クラブ以外の日常も充実させながら、たまに訪れる程度がちょうど良いかもしれませんね。
クラブで挑戦してみて!
踊ってみよう!
まずはフロアに出て、是非踊ってみましょう!
どんな踊り方でも、誰も気にしません。
照明が暗く、人口密度も高いため、自分だけが目立つこともない。
ストレス発散に、人目を気にせず思いっきり体を動かしましょう!
ヨエンスーのリアルなクラブはこんな感じ。
誇張も何もなく、実にリアルな動画です。
DJにお気に入りの曲をオーダーしよう!
クラブでかかる音楽は、なんとDJに注文することができます!
スマホでかけて欲しい音楽を表示して、DJに見せに行きましょう。
ヨエンスーのクラブで人気だった曲といえば、Shakira の Wakawaka、Flo Rida featuring T-Pain の low、Leevi and the Leavings – Pohjoiskarjala でした!
カラオケに挑戦しよう!
フィンランドのクラブにはなんと、必ずカラオケが置いてあります!
好きな曲を予約したら、後は順番が来るまで踊って待っていればよし。
ただし、マイクは小さな舞台の上にあるので、みんなの前で歌える度胸が必要です。
私たちは、みんなで「sukiyaki song(上を向いて歩こう)」を歌いました(笑)
こちらはヨエンスーのクラブでカラオケを楽しむ留学生たち。
私たちもまさにこんな感じで、ほんわかわいわい、楽しんでいました。
サルミアッキショットを飲んでみよう!
クラブのドリンクを頼んでみましょう!
中でも「サルミアッキショット」は、フィンランドに来たなら試してみないといけません。
私はサルミアッキが苦手なので、もう飲みたくありませんが(笑)
男の人が注いでいる、黒々とした液体がそれです。
フィンランドでのクラブ入店のルール
① クラブに入店する際、身分証明書(ID)の提示を求められます。
フィンランドの在留許可証か、パスポートを持って行かなければ入れてもらえません。
フィンランドのクラブは18歳以上で入店可能です。
② 入店後、最初にするのは入場料を支払うことです。
ヨエンスーではだいたい5€が相場のようですが、
入場料は、イベントごとが開催されている時無料になったり、
特定の曜日になると無料になるお店もあります。
よっぽどの場所でない限り、入場料はクレジットカードで払うことができます。
③次にするのは、「服と荷物を預けること」です。
(お店によっては、受付カウンターとクロークルーム(荷物や服を預ける場所)が一緒になっていることもあります)
基本、コートや大きな荷物は、クロークルームにて預けなければ入れてもらえません。
預けると、受付札をもらいます。服を受け取る際に必要になるので、無くさないようにポケットにしまいましょう。
服を預ける料金は一人3€(アイテムごとの値段ではありません)。
入場料が無料になっている時も、服を預ける料金は払わなければなりません。
逆に言えば、入場料が無料になっている時にコート等を着て行かなければ、完全無料で楽しむことができます。
注意:カードやお金、スマホやパスポートなど、貴重品は預けずに肌身離さず持ち歩きましょう。
大きなカバンは預けることになりますし、何しろ踊る時に邪魔なので、小型の肩下げポーチを持って行くと便利です。
めんどくさかったら、友達のポーチに入れてもらうのもアリよ
また、お酒を注文する際は現金が必要です。あらかじめお金を硬貨で1000円弱くらいポケットに入れておきましょう。中は手元が暗くて見にくいので、手間は最小限に。
ヨエンスーのクラブ
ヨエンスーには若者向けのクラブが3つあります。
Kerubi、ILONA、b-popです。
Kerubiは少々人の入りが悪く、つまんないー、という噂ですが、
Kerubiにはお昼にはおいしいレストランもやっていたりするので、是非行ってみてください。
新入生歓迎会が行われるのは、だいたいILONAかb-pop。
この二つは市の中心に位置するため、アクセスもよいです。
筆者の場合は、ILONAで新入生歓迎会が行われました。
ILONAは2階がダンスフロアになっています。
規模はこの3つの中で最も大きい、ような気がします。
筆者のおすすめはb-popです。
b-popでは、毎週水曜日、入場料がなんと無料に!
別途、上着を預けるのに2€かかりますが、上着がなければ完全タダです。
こちらは地下がダンスフロアになっていて、上がレストランです。
またこの3つの他に、年齢層高めのクラブもいくつか存在します。
勉強の帰り道、
ねぇ、カラオケ寄ってかない?
と言われて行った先がここ。
日本でいう、路地裏のスナックのお店みたいな感じです。
お客さんはみんな年齢層高めで、みんながみんなベロンベロンに酔っ払っており…
これぞ “フィンランドのローカル体験” という感じでした。
お酒を頼まなければ出入り自由なので、
私たちはカラオケだけ楽しんで、無料で退出しました。
その間、おじいちゃんの踊りの相手にされたり、
ベロンベロンに酔っ払ったおばあちゃんに独創的なダンスを教わったり、
なかなか楽しかったです。
その他、フィンランドの若者に人気の曲はこちらで紹介しています。
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