TOEFL よりも IELTS の方が絶対おすすめ!
私はTOEFL home editionとIELTS(コンピュータ試験会場)を経験しました。
IELTSの方がおすすめである理由を説明します。
試験会場の当たりはずれが少ない
私はTOEFL home edition しか受けたことがないのでTOEFLの会場の雰囲気はわかりませんが、
TOEFL会場受験した友人によると、
・人数が多すぎて集中できない
・ヘッドフォンも仕切りもすべてチープで居心地が悪い
だったとのことでした。
試験場の当たりはずれが激しく、環境が整っている人気の試験場は予約が難しくなっています。
また、TOEFL home edition でも、たまに試験官に外れな方がいらっしゃるとのことです。
私は待遇の悪い方には出会いませんでしたが、1回目の試験官は対話式で部屋のチェックが厳しく、
2回目の試験官はメッセージのやり取りだけで部屋のチェックも甘かったことを鑑みると、
やはり試験官の待遇の差は大きそうです。
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一方、IELTS。
私はJSAFの会場で受験しましたが、こじんまりした人数(5人くらい)で
アットホームな雰囲気だったため、他人はあまり気にせずに受験できました。
ヘッドフォンもしっかりしていて、イスの座り心地もよく、鉛筆にまでお金がかかっていそうな感じでした。
また、スタッフの方(計2名)も愛想のよい方でした。
IELTSの方が簡単 & 対策が立てやすい
内容は絶対にIELTSの方が簡単です。
私はTOEFLを先に受けた身ですが、TOEFLの解き方を練習したことがあれば、
IELTSの対策はほぼしなくてよいレベルでした。
リーディング
特にReadingは、TOEFLの方がずっと文法が難解です。
英語論文を日頃から読み込んでいても目にしたことのないような文法が使われているTOEFLですが、
(英語教師の人たちでさえ苦戦するレベル)
一方IELTSは、より日頃触れるレベルの難易度で落ち着いています。
リスニング
TOEFLは選択肢なので無回答で提出する不安がない一方、
IELTSは書き込み式なので、聞き逃すと空白で提出となってしまいます。
解答形式でいえば、TOEFLの方がスペルミスの心配もないので有利。
しかしTOEFLの方が問題を聞いている時間が長めで、
さらに講義問題がIELTSよりTOEFLの方が若干多いので、
IELTSの方が簡単と感じる人は多いかもしれません。
私は、個人的にイギリス英語の発音になかなか慣れなかった&スペルミスが多かったため、
IELTSの中で一番苦戦したセクションでした。
リスニングの対策としては、
・とにかくイギリス英語で聞き取れなかった単語の発音を習得する
・英単語のスペルの確認
・聞きながら答えを書き込む、という慣れない動作を練習する
ことが必要です。
ライティング
Writing も IELTSの方が楽。
TOEFL task1 では、まず講義を聞いて、その内容を聞き取れた前提で作文しなければなりません。
そのため、「聞き取れなかったらどうしよう」という不安でガチガチに。
一方IELTS task 1 は、図を読み解いて、状況やデータを淡々と述べるだけです。
一見すると特殊なので少し面食らいますが、対策がしやすく、task 2 と比べて配点も低いので、
そこまで大きな不安要素にはならないでしょう。
TOEFL task 2 と IELTS task 2 では、IELTSの方が質問形式にバリエーションがあるので、
IELTSの方が対策に少し時間がかかるかもしれません。
が、TOEFL task2 の対策ができている人は、IELTS task 2はほぼ勉強せずとも書けるレベルです。
Speakingは以下で説明します。
スピーキングが寛容
私のような恥ずかしがり屋にとって、人の前で話すことは日本語でさえ緊張するもの。
そのため、試験官の前で話すIELTSの方が緊張するのでは、と思いがちですが、
実際TOEFLよりも、ずーっと緊張せず、リラックスして受けられました。
TOEFLは時間内に何か言わないと得点0になるかもしれないという恐怖が付きまといます。
しかも答えがちゃんとわかっていたとしても、時間内にキレーイに完璧に言い終わらないと減点です。
よく考えてからゆっくり話す熟考型の人にとって、「時間制限」はかなりのストレス要素です。
一方、IELTSでは、ニコニコした試験官が会話する時のように待ってくれるので、
かなりリラックスして受けられます。
採点方法が受かりやすい
IELTSはバンドスコアなので、私のように「TOEFLであと一点足りなかった!!!」なんていう心配はありません。
TOEFLでいう 90点付近の人は自動的に 6.5 くらいの得点になるので、
一点足りなかった、というようなことは起きません。
コンピュータ試験もできる
以前はIELTSは一切手書きの試験でした。
手書きがめちゃくちゃ遅い私は、IELTSのWritingがとても苦手で意地でも受けたくなかったのですが、
現在は(限られた会場でのみですが)コンピュータ試験での受験も可能になっています。
そのため「Ctrl+C」と「Ctrl+V」を使って文章をコピペできたり、
既に書いた文章を消したり、新しい文を挿入できたり。
手書きのハンデがなくなり、かなり受けやすくなりました。
採点が返ってくるのが早い
コンピュータ試験の場合、5日くらいで郵送で結果が送られてきます。
TOEFLの場合は、”オンラインで”10日後です。
TOEFLを受けた身として、IELTSの結果返却は一瞬に感じました。
予約が取りやすい
IELTSは予約サイトが2種類あり、最初は少し戸惑いますが、
一度予約方法を理解してしまえば、TOEFLよりシンプルでスムーズに感じました。
- 予約サイトが二種類あり、予約できる日数がより豊富
- 付録(writing 無料添削)等が付いていたりする
TOEFL home edition の体感としては、1か月前には予約していないとギリギリでしたが、
IELTSは直前まで空きがあり、精神的に余裕を持てました。
また、付録があるのは本当にありがたい..
私はIDPで予約しましたが、writing一回無料添削と、1つのセクションの教材をもらえました。
IELTSの予約方法は、こちらのサイトからご覧になれます。
IELTSを初めて受験する人からレベルアップを狙いたい人まで、広く参考にできる情報が詰まっています。
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コロナ対策でスピーキングが不利に。
総合的に満足度は高かったIELTS会場受験ですが、コロナ禍だからこその欠点がありました。
スピーキングが聞こえづらい
会場のスピーキング部屋はとても小さく、試験官と生徒二人がようやく入れる程の大きさでした。
その小さな部屋なのに、エアコンとファンが3台起動。しかも温室植物園並みに暑い室内。
さらに、試験官も生徒もマスクを外してはならず、試験官との間には透明の大きなクリアボードが設置されていました。
ノイズ+マスク+クリアボード の三段攻撃で声は当然かき消され…
スピーキングテストなのに、なぜこんなに声を伝えづらい環境にしたのか…。
案の定、エアコンやファンの「ウィーーン」という作動音×3のせいで
私は試験官の声が明瞭に聞こえず、
質問を毎回聞き直す / 質問の聞き漏れがあった ためか、
他セクションと比べ、スピーキングだけ異様に点数が低くなりました。
スピーキングの他のセクションでの不満点は
Reading と listeningの間に、工事の音が少々うるさかった、ぐらいです。
が、そこまで支障はありませんでした。
過去問は買うな!IELTSの試験対策
![](https://suvi-finland.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
英語の試験の対策しなきゃ!まずは参考書買って、過去問買って…
と思っている方、いませんか?もっと賢く対策しましょう。
オンラインの無料過去問を利用しよう
まず、過去問を買う必要はありません。特に、コンピュータ受験する人はなおさら。
ネットに無料で過去問が解き放題のサイトがたくさんあるので、
「IELTS mock test」で検索してみてください。
私がよくお世話になったのはこちら。
メールアドレスで登録するだけで、全セクション解き放題です。
ライティングやスピーキングを添削してほしい人は課金してお願いすることもできます。
ネットの過去問で特に気に入っている点は、リスニングの勉強がしやすいこと。
こちらのサイトでは、リスニング問題の「solution」ボタンを押すと、音声を聞きながら読み上げられている文章全体を読むことができます。
さらに、どこで問題の単語が読まれたのかを教えてくれる「listen from here」ボタン、
答えがなぜそうなったのか説明してくれる「explain」ボタンなどがあり、
リスニングは紙媒体での勉強に比べて飛躍的に効率が向上すると思います。
![](https://suvi-finland.com/wp-content/uploads/2019/08/cropped-プロフィール写真-1.jpeg)
また、私は個人的に本を開くのが億劫なので、PCでササっと空き時間にできるのは大きなメリットです。
補完的に参考書を利用しよう
過去問だけでは、苦手部分の克服の仕方が分からない時があります。
そういう時は、苦手部分に特化して対策を紹介してくれている良書を購入しましょう。
私は今回「IELTS 徹底対策 テキスト&問題集」という評判のよい本を利用したのですが、
私には合いませんでした。
ライティングとスピーキングしかしっかりと読んでいないのですが、
どこからどう練習していけばいいか全体的にわかりにくく感じました。
即効性のあるテンプレートなども特になく、アウトラインの立て方の説明もあいまい。
「使える表現集」がたくさん載っているのは良いですが、
使える表現をたくさん覚える、というのは長期で英語力を向上させたい人向き。
短期でテストを攻略するなら、いろんな問題に通用する表現を一本か二本覚える、で十分です。
純粋に英語を学んでほしい、という丁寧な解説の本書は、テストを攻略したいというより、
テストを通じて英語を「学びたい」という人向けかもしれません。
IELTSライティングは、結局TOEFLの時にこちらの本で習得した攻略をそのまま適用させました。
詳しくはこちらで解説しています。
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(英語テストの基本的な勉強法も紹介しています)
コンピュータで受験するIELTS:会場の様子や使用方法など
TOEFL自宅受験の準備や当日の準備を徹底網羅。
![](https://suvi-finland.com/wp-content/uploads/2020/09/photo-1472068996216-8c972a0af9bd-160x160.jpg)
ノートに英単語を書き溜めても見返さないでしょ?もっと効率的に勉強しよう。
![](https://suvi-finland.com/wp-content/uploads/2020/09/photo-1610414669249-734e1b79b1be-160x160.jpg)
最短でテストを攻略する方法。
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意外とみんな知らない..? 単語勉強では、紙に書いて覚えるのは非効率。
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