はじめに ~鉄則~
単語帳は一つに決める。何冊もやらない。
アマゾンで評価の高い単語帳を今すぐポチッ。
英語の試験がある人は、その試験に特化した単語帳の方が良いと思いますが、
今取り組んでいる単語帳があるなら、わざわざ変える必要はない。
というより、変えない方が良いです。
学校で指定された単語帳があるなら、それを一途に使い込みましょう。
要は、単語帳の種類はあまり問題ではないということです(あまりにも薄い単語帳は除く)
おすすめの単語帳は、赤いシートが付いている単語帳です。
TOEFLテスト英単語3800
TOEFL 受験者はこれのrank2とrank3を覚えればOK。CDの使用は私は好きではないので使いませんでした。
システム英単語
高校生時代はシステム英単語にお世話になりました。大学受験まで、これ一本しか使用していません。
英単語アプリ Mikan
これから説明する単語の覚え方を、機械的に行ってくれるアプリです。
エビングハウスの忘却曲線にきちんと沿った学習方法を提供してくれる最強の英単語アプリです。
大学受験時代は、まあMikanで出たのが出題されたらラッキー、という程度で使用していました。
システム英単語の補助的立ち位置として、両手が空いてるときはシステム英単語、片手しか空いてないときはスマホでMikanを使用していました。
何周もすること
一回見るだけで覚えられる人は超能力者のみです。
7~10周すればだいたい覚えられるでしょう。
(人間は7回見ると覚えるそうです)
そんなに時間がないって?
大丈夫、一周目はとても時間がかかりますが、何周もするうちにだんだんと早くなっていきます。
1周目:すべての単語に目を通し、知らない単語を洗い出す
2周目:知らない単語だけを見る
3周目:覚えた単語を省きながら、覚えていない単語だけ見る
というように、だんだんと覚える単語の数が減っていくからです。
1,2 周目は、2,3日かかってもいいです。
5周目くらいになると、一周1時間もかからなくなります。
ランクごとに小さく区切って覚えよう
単語帳はだいたいランクごとに分かれているので、原則1ランクごとに取り掛かりましょう。
なぜなら、エビングハウスの忘却曲線に沿って覚えるためです。
人は、短期間に何回も見たものを早く覚えます。
そうして短期間に繰り返し覚えたものは、その後長期にわたり覚えることができます。
ということは、単語帳の最初から最後まで一気に目を通すよりも、
ランクごとに短く区切って覚えていった方が覚えやすくて、忘れにくいということになります。
つまり、短いサイクルで、短い時間で、何回も目にすること。
これが、エビングハウスの忘却曲線に沿って、効率よく覚えるコツなのです。
1ランクを何周かして、だいたい覚えて来たな(5周目くらい)と思い始めたら、
次のランクに行ってもよいころです。
次のランクの英単語に一通り目を通して、耕しておきましょう。
覚えるんじゃない、目に入れるのだ
目に入れる、というのは、英単語を眺めるだけでよい という意味です。
パッとみて日本語訳がわからなかったらすぐ正解を見ましょう。
なぜなら、パッとみて、すぐ日本語訳が自動的にパッと脳内に浮かんでくる状態を目指すためです。
(英単語を見て、「あ~なんだっけなぁ」と毎度考えていたら遅いですよね)
そのために脳に早いスピードを練習させましょう。
注意点
覚えよう、覚えようとして、頑張ってノートに単語を書いて書いて覚える人がいますが、
あまりおすすめしません。
また、別のノートに単語の意味や例文をまとめながら覚えるのは論外です。
どちらも「書く」という行為にとらわれてしまって、
気が付くと「書く」練習になってしまっています。
綴りを覚えたい場合でも、ペンがなければならないということはないですよね。
綴りを覚える際は、指で空中書きしながらスピーディーに覚えるのが私の方法でした。
書き込みをすること
単語の意味や例文をネットで調べたら、
その中で納得したものを自分の単語帳にどんどん書き込んでいきましょう。
付箋など使わなくてよいです。(スペースがどうしてもない場合は除く)
まとめるのに時間を使ってはいけません。
単語の周辺の余白に、見た目を気にせず書きまくってください。
単語を見るたびに、調べた内容も同時に目に入る、これが理想です。
これらを実践すれば、本当にいつでもどこでも単語勉強ができますね。
スマホと、単語帳 with 赤シート&一本のシャーペン があれば、持ち運び簡単。
何度も目に入れることが大切なので、なにも考えず、ただ眺めているだけでいいんです。
ただ、眺める回数を増やすだけで、あなたの脳は勝手に覚えてくれます。
単語帳が熟成されてきて、手になじむようになってきたらちゃんと頑張って覚えている証拠です。
単語帳の使い方
1周目
ただ、知ってるか知らないかだけのチェック。
知らない単語の横に正の字の1角目を書きます。
2周目
赤シートで隠しながら、知らない単語だけを見ていきます。
英単語を見て、1秒以内に日本語訳が思い浮かばなかったら、すぐ日本語訳を見ましょう。
日本語訳がパッと思い浮かばなかった単語すべてに正の字2各目を書きます。
3周目~5周目
同じようにして、英単語を見てパッと日本語訳が出てこなかったものに正の字を足していく。
5周目くらいになってもなかなか思い浮かばないものは、
ちゃんと単語の意味をイメージできていないことが多いので、
改めて2周目の作業をやり直してみてください。
6周目以上
ひたすらに眺める作業をくりかえします。
単語の意味を検索しよう!
上のサイクルをこなしている間、
「日本語訳見ても、なんかイメージ浮かばないなぁ…」と思う単語が出てきたら、
① 英単語をGoogle画像検索する
ただし抽象的な意味の英単語(例えば「vague」)は、画像検索はあまり役立ちません。
私自身画像検索はたまにしか使いません。
② オンライン辞書で英単語を検索してみる。
③ 日本語訳の意味がそもそもわからない時は、Cambridge dictionary【おすすめ】
優しい英語でその英単語の意味を簡潔に解説してくれているので、結構助かります。【おすすめ】
また、例文もアルク辞書ほどやさしすぎず、weblio辞書ほど難しすぎず、ちょうどよくわかりやすい例題を用意してくれているので、
是非、意味がわからない英単語の周辺にそれらの例題を書き込んでおきましょう。
発音を検索してみよう!
発音も一緒にぶつぶつ言いながら覚え始めます。
発音記号を見てもいまいちあっているか不安な単語については、
ネットで検索して発音をはっきりさせます。
① アルクやweblioで発音検索
② ①で出てこなかった発音や、自動音声で正しい発音なのか疑わしい単語については、
Youtubeで「〇〇 pronunciation」と検索すれば、誰かがその単語の発音をアップロードしてくれています。
調べてはっきりした発音は、カタカナでいいので、
聞こえたままに英単語の上にでも書き込みましょう。
だれも見ないので恥ずかしがらずにちゃんと書きましょう(笑)
似た意味の単語の違いを検索しよう!
3~5周目になってある程度覚えてくると、
「あ!さっき似たような意味の単語あった気がする!」という、
日本語訳は全く同じ意味が書いてあるけど、
微妙なニュアンスが違う、単語たちに気づくようになります。
そうなったら、「○○ △△ 違い」と打って即検索。
ネイティブに聞いてみよう!おすすめアプリ
でも、なかなか検索しただけでは、意味が理解しづらい単語がほとんど。
そういうときは、ネイティブに聞いてみるのがおすすめ!
おすすめ
私のおすすめは、HiNative
英語版知恵袋のようなもので、英語に関する質問をネイティブに気軽に聞くことができるサイトです。
先に誰かがあなたの調べたい単語を質問してくれていれば、回答を見ることができます。
誰もまだ質問していなければ、あなたが質問してみましょう。
ネイティブが、意外とすぐに返答をくれて、大助かりです。
おすすめ
もう一つおすすめなのが、HelloTalk
HiNativeと比べ、SNS感覚でもっとより気軽に質問できます。
(メリット)
・返信速度はHiNativeと比べより早い
・HiNativeより気軽に利用できるので、ちょっとした質問に向いている
(デメリット)
・HiNaitiveと比べ、回答が付く割合が低い
・HiNativeはPC上でもスマホでも質問できるのに対し、HelloTalkでは、PCでは利用できる範囲が限られる
こうして、一見同じ意味の単語を検索すると、意外と大きな違いがあったりします。
一方で、ほとんど同じ意味の単語もあるので、そういう時は神経質になりすぎないことがポイントです。
HiNativeやHellotalkでは、言語の専門家ではなく、ネイティブが返答してくれるので、
深入りしすぎないのが良い点。
ネイティブが、「あー、それはそんなに気にしなくていいよ」と言えば、そういうものです。
結局言語に明確な基準はありません。ネイティブが使用しているものが、正しい言語なんですから。
以上です。
あまり根詰めすぎずに、あまり嫌悪感を出さず、
空いた時間にちょっと手にとって、眺めてみてください。
それを癖付けることができれば、ちゃっちゃと覚えられちゃいます。
だって眺めるだけですから。
単語学習は英語学習において、とても大切な部分だと思います。
どの言語でも、まず単語を知らなければ、読めないし、書けないし、しゃべれないし、聞き取れません。
単語の正しい発音と、文脈での正しい使い方(使い方は経験によって徐々に身に着けていくものですが)
を、ぜひ世に出ている素晴らしい単語帳で、正しい覚え方で、怠らずに勉強しましょう!
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