ピーちゃんは、本当にテーマパークが生まれて初めてでした。
「ディズニーは知ってるけど、ディズニーランドって何があるの?」というレベル。
そんなピーちゃんの記念すべき初ジェットコースターは、
ファインディング・ニモの「クラッシュのコースター」でした。
想像してみてください。
人間、普通に生活している分には、高い所から落ちたり、回転させられるなんてことは
ほぼありません。
ジェットコースターはそんな「人間が本来体感すべきでない体験」を一度にもたらします。
そんな体験を、想像すらもできない人が、何気なく乗ってみたらどうなるでしょうか。
今までジェットコースターと無縁の生活を送ってきたピーちゃんにとって、
ジェットコースターの体験はまさに「死を覚悟するほどの衝撃」。
クラッシュのコースターは比較的軽めのジェットコースターでしたが、
下車後、振り返ると顔面蒼白のピーちゃん。

ほんとに….死ぬかと思った….何あれ….
登山にでも行ってきたのかと思うほど疲れ果てた顔でした。
しかし、その後ものの数分で復旧し、
トイストーリーエリアの「スリンキーの大暴走(Slinky Dog Dash)」という
ジェットコースターに一人で小走りに乗りに行き、
最後には、さらなる刺激を求めて、
おそらくパリのディズニーで一番ヤバそうな「ハイパースペースマウンテン」に
一人で乗り込んで行きました。
(ちなみに私と友達は入り口でビビって、ごねるピーちゃんを後目に一目散に逃げだしました)
ピーちゃん、疲労困憊の様子で戻ってきて一言、

最後、落ちた時、故郷のお母さんや兄弟の顔が浮かんで、
「あ、僕は死ぬんだ..」と悟って、神様に祈りをささげた….。
三途の川を垣間見たようです。
それほどまでに怖かったのに、帰り際には

3日後に来る梅ちゃんたちとまたここに来る。
と言って、本当にまた3日後に再園したのでした。
チャンチャン。
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