【簡単レシピ】もう失敗しない!カレリアンピーラッカの作り方解説

留学生のレシピ

筆者は、これまで、フィンランドの大学にて教えていただいた分量を信じ、

ピーラッカ作りに挑戦してきました。

<失敗作の分量>

ライ麦粉 カップ400mL
小麦粉 100mL
水 200mL
塩 小さじ2分の1 
油 大さじ1

が、毎回必ず、絶望的な結果に…

いくらこねてもこねても、全くまとまらず、雨の後の泥のようでした..

(今まさにこうなってしまっている人は、油をいっぱい足してみてください。かろうじてまとまります)

 

というわけで、今回フィンランド人やっくん監修の下、作り方を一新したところ、

上手く行きました!

やっくんです

やっくんのアドバイスと過去の失敗からの経験が詰まった、

「失敗しないカレリアンピーラッカ」の作り方を伝授します!

 

材料

分量:カレリアンピーラッカ 23 個分くらい

フィンランドでは「3~4人前」とされる分量ですが、
日本人のお腹には、1人 2~4個くらいがちょうど良いので、11人~6人前です。

冷凍もOKなので、作り置きしても良いかも。

所要時間:2~3時間(分量や人手によって変わります)

中身:おかゆ(下準備)

・水 300ml

・米 150ml

・牛乳 700ml

・塩 小さじ1

・生卵 1個

皮:パイ生地

・ライ麦粉 300ml

・強力粉 100ml

・塩 小さじ3/4~1

・オリーブオイル 大さじ1

・水 150ml

(最後の仕上げ用)

・バター 大さじ2

・牛乳 少々

(お好みで)トッピング

・卵とバター(マヨでも) 1:1の割合

・コショウ少々

・スモークサーモン数枚

準備しておくと良い道具

・シリコンマット

パンをこねる際、まな板だと小さすぎて扱いにくいです。

シリコンマットだと、広範囲に広がる粉にも対処しやすいためおすすめ。

画像のシリコンマットはこちらから

・めん棒

めん棒は必須ですが、サランラップの芯でも代用できます。

ちなみに、フィンランドではカレリアンピーラッカ専用のめん棒が売られていて、

棒の両端が細くなっており、円形に生地を伸ばしやすくなっています。

https://yle.fi/uutiset/3-7626572

フィンランドのお土産にいかがでしょうか。

 

中身:おかゆの作り方

カレリアンピーラッカの中身となる「Porridge(おかゆ)」を作りましょう。

冷えている方が後で詰めやすいので、一晩前、または数時間前に作っておくことをおすすめします!

(雑学:フィンランドのお米「Puuro riisi」。日本米に一番近い種類のお米です)

水を沸騰させ、お米を投入

水(300ml)をお鍋で沸騰させたら、お米(150ml)を投入。

弱火~中火で、時々かき混ぜながら、5分間煮立てましょう。

牛乳を投入

同じお鍋に、牛乳(700ml)を投入します。(水は捨てません!)

弱火で、時々かき混ぜながら、15分くらい煮立てましょう。

吹きこぼれないように注意しましょう!

最後に、塩を一つまみ(小さじ1)を入れ、

お鍋に蓋をして、45分間放置します。

45分冷やす間に、ごはんがかなり汁気を吸ってくれますので、

この時点でまだ汁気でジャバジャバ状態でも大丈夫です。

追加熱

45分経ったら、中の汁気の量を確認してみてください。

下の画像のように、まだだいぶ汁が残っているようでしたら、追加熱が必要です。

汁の量の目安は、「平面におかゆを置いた時に、汁が流れ出さない」程度です。

お皿にひとすくいおかゆを置いてみて、汁が流れ出すようなら、まだ加熱が必要。

下の画像くらいの汁気になれば、完成です。

加熱が終わったら、放置して冷やして、

完全に冷え切ったら、生卵(1つ)を加えて混ぜて完成です。

 

今すぐにカレリアンピーラッカ作りをしたい、という方は、

粗熱が取れればそれでOKです。

 

映像で、おおまかな「Porridge / おかゆ」の作り方を確認したい方はこちらから。

 

皮:パイ生地の作り方

次に、カレリアンピーラッカの外側、パイ生地を作ります。

ボウルで混ぜ混ぜ

ボウルを一つ用意します。

材料全部(ライ麦粉300ml、強力粉100ml、塩小さじ1、オリーブオイル大さじ1、水150ml)を投入し、混ぜ合わせます。

だいたい混ざったら、仕上げに手で軽くこねます。

 

最後に、ラップをかけて乾燥を防ぎましょう。(生地は寝かせません)

乾燥してきたら、油を少量足してみてね。
乾燥の目安は「生地を二つ折りしてみた時に、パキッとなってしまったら」乾燥してる合図です。
乾燥していなかったら、折っても、ぐにゃりと曲がるだけです。

 

円形に生地を伸ばす

いよいよ、パイ生地の原形を作ります!

まずは、作業台の上に打ち粉をまぶしましょう。

打ち粉は、”ライ麦粉”または”ライ麦粉と強力粉のミックス”で!

 

ボウルで作った生地をつまみ取ってください。

「直径が100円玉のボール」くらいの大きさがおすすめです。

大きな量をつまんで、大きなカレリアンピーラッカを作ってもよいですよ!
僕は個人的に一口サイズにするのが好きです。

 

次に、つまんだ生地を、円形に薄ーく伸ばしていく作業へと移ります。

まずは、縦と横にまっすぐ伸ばします。

 

ある程度広がったら、円形になるように伸ばしていきます。

ちょっとずつ生地を回転させながら、

(円の中心にはあまり力がかからないように)円の淵に力をかけるように伸ばすと、

うまく円になります。

この作業を繰り返しながら、生地が紙一枚の厚さになるまで伸ばしましょう。

生地が薄くなるにつれ、生地の端が伸びて、ひだっぽくなるかもしれませんが、あまり気にしなくてよいです。

フィンランドでは「光が透けて見えるまで伸ばす」とよく言います。
生地を持ち上げて日光に当てながら、手を生地の向こう側にかざしてみてください。
指の影が見えるくらい薄くなったら上出来の証!

 

伸ばした生地は、両面にしっかり打ち粉をしてから、重ねましょう。

重ねた生地は、ラップをして乾燥を防ぎましょう。

最初、大きく作りすぎちゃった!

 

おかゆを包む

生地を作り終えたら、次はおかゆを乗せて包みます。

おかゆの量は、『生地の3分の1くらいの面積』が目安。

円形の生地に、縦長におかゆを乗せると、包みやすいです。

生地の両端を内側に折り込んで、真ん中からつまんで波形を作ります。

ポイントは、生地だけをつまみ、おかゆに押し込んで固定することです!

 

こちらから、映像で手順を確認できます。

他に違うやり方として、小指だけを使って包んでいく方法もあります。

 

オーブンで焼く

おかゆを包み終えたら、オーブンを270度にセットして予熱しましょう。

270度の場合は15分くらいが目安です。

おかゆの表面が若干焦げて、茶色くなってきたら良い頃合いです。

私の家のオーブンは200度がMAXで、30分で良い感じでした!

 

最後の仕上げ!

焼き上げたカレリアンピーラッカの皮をやわらかくするための、最後の作業です。

できれば、ピーラッカがまだ冷めやらぬうちに行いましょう!

 

バター大さじ2を容器に入れて、電子レンジでチンします。

液状化したバターの、だいたい3/4くらいの量の牛乳を入れて混ぜます。

この液に、カレリアンピーラッカの上側を浸します。

僕はめんどくさいからこのやり方を推薦しているだけ!
もし「ひっくり返したら中身があふれ出しそう」と不安な人は、
ハケを使って塗りましょう。

これで完了です!

焼き立てでもおいしいし、少し冷えてからでも十分おいしいです!

冷凍する場合は、個別にラップして、冷凍庫に入れてください。

 

トッピング

カレリアンピーラッカにトッピングを乗せて、味変して楽しみましょう!

 

~アレンジ1~

ゆでたまごをマッシュしたものと、バターを、1:1の割合で混ぜます。

そこにコショウを混ぜて、完成。

比較的人気なトッピングです。

私はアレンジで、バターの代わりにマヨネーズを使います。
そっちの方が味にパンチが効く感じ!

 

~アレンジ2~

スモークサーモンの切り身を上に乗せて、コショウを振りかけてもおいしいです!

 

ネットで注文!カレリアンピーラッカ

時間がない!めんどくさい!という人は、ネットで注文しちゃいましょう。

こちらのライ麦ハウスベーカリーさんは、フィンランド人が店主のベーカリー。

カレリアンピーラッカがぽちっと注文できちゃいます。

こちらをクリック!

 

 

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