私自身、TOEFL ibtについて全く知らない0の状態から対策方法を練ったので、
実行に移すまでに、すんごーーーーーーーーーく時間がかかりました。
このサイトを読んでくださった方は、どうか私と同じ目に遭わないよう願いながら、
私の反省点と改善点を交えて、勉強法を確立するまでのプロセスを紹介していきます。
何から始めていいかわからない。
まず、自分の頭でどんな練習や対策が必要になるかを考える ことが必要です。
これが何より大切なこと。
初めから人のブログやyoutubeで練習方法を読み漁って、
良いと言われた参考書をひたすら買いそろえても結局意味はありません。
自分にとって一番効果的な学習方法を、自分自身でオーダーメイドしなければならないのです。
私は毎日「どうやって勉強したらいいかわかんない」と言いながらネットサーフィンしていました。
ずっとYoutubeで「当日気を付けなければならないこと」という動画を見てどうでもいいことをメモしたり、ブログで「私は2年かかりました、1か月で達成できるなんて嘘です」なんて記事を読んで無駄に焦ったり。
今思えば、実行するのが嫌すぎて情報を集めるという口実の下、現実逃避してたんですね。
目的無くTOEFLに関するネット情報を眺めていても、事実上はただの 他人との比較作業 ですので
焦ったりむなしくなったり、あまりいいことはありません。それなら見ない方がまし!
みんなが無理って言ってても、自分はやる!
この方法が、自分にとって一番効率的だと信じてやり込む!
という、他者と自己を比較しない精神・自分を信じる精神がとっても重要です。
① 自分で弱点を分析!
まず、何よりも先に、問題集やオンラインの練習テストやらを時間を測って解いてみて、
自分の現在の実力を知ることです。
その後、各セクションで、自分には何が足りないのかを自分なりに分析します。(まだPCを開けちゃだめ!)
そして自分の「足りない」部分を、向上させる方法 を調べるために、初めて、PCを開きます。
例として、私の自己分析結果を以下に示します。
Reading

私はreadingが一番苦手でした!
・ボキャブラリー不足 → 単語帳で単語を覚える
・文法でわからないところがある → Polyglotsで知らない文法を先生に質問
私は、自分の弱点を分析した結果、「わからない文法をいつでも質問できる先生を確保すること」が一番効率的という結論に落ち着きました。ネットでそういうサービスないかな~?と探していましたが、なかなかありませんでしたし、やっと見つけた「Eメールで気軽に質問できる」サービスは結構高かったのです。比較し続けた結果、Polyglotsの「先生への質問」機能の利用が一番安くついたので、有料プランを購読し「先生への質問」だけ使用していました。
私は、長い一文の構造を理解できず、内容を勘違いしてしまうことが多く、
一問一問、文法書やネットで、該当するものを探すのは時間がかかりました。
そのため、パッと質問してパッと疑問解消してくれる存在が必要だったのです。
Listening

IELTSではListeningが一番苦手だったけど、TOEFLはそうでもなかった!(英国とアメリカ英語の違いかな?)
・聞き取れない部分や理解できない部分がある → 答えの文章を見て、聞こえなかった部分を確認し、「音」を学ぶ。
Writing
・何が高得点につながるかわからない
・要点を把握した書き方ができない、書き方がわからない
Speaking
・何を言えばよいかわからない
・何が高得点につながるかわからない
Writing と Speaking は、ほんっとうに勉強法が No idea 状態でした。
このように、分析は最初はだいたいでいいのです。
「なんとなく、私はボキャブラリーが弱いような気がするから単語インプットしなきゃ」と気が付いたものから
とりあえず、やる。ことがなによりも大切です。
私みたいにのほほんとしてしまう人は、まず自分を焦らせるためにもテスト日を決めて、テストを申し込みましょう。
② 弱点の改善方法を考える
さて、なんとなく自分の弱点を見定めたら、次はその弱点を集中的に改善する方法を探す過程に入ります。
結局、スコアアップ = いかに弱点を潰すか、ですから。
また、その改善の戦略を立てると共に、テスト日までの日数も鑑みながら、優先順位も付けます。
私の場合を例として提示します。
Reading
テストまでの日数があまりなく、短期間で上達するものではないので、
・単語学習
・わからない構文に出会ったらpolyglotsで聞く
くらいにとどめる。
単語学習は特に、毎日やらないと力がつかない「長期向け」の学習です。
そのため、思い立った日から学習を開始しました。
その代わり、一日に費やす時間は少なめ。
Listening
これも短期間で上達するものではないので、
・答えを見て、わからない構文があったらpolyglotsで聞く
くらいでした。
Listeningはそこまで弱点がなかった(たまに聞き取れない部分があるくらい)ので、
ほとんどしませんでした。
(これは私の場合です。皆さんはそれぞれ弱点が異なってくると思うので、自分で足りない部分を向上させる方法を考えて下さい)
writing と speaking
これに関しては、まず「勉強法がわからない」状態でしたので、
「勉強法を学ばなければならない」→「誰かに教えてもらうのが一番手っ取り早い」→「参考書」
という流れで、参考書に行きつきました。
参考書は、良い参考書を選ぶ一工夫が必要です。(下に続く…)
厳選した参考書1冊を、一途にやり込め!
Writing と Speaking の勉強法が全くわからなかった私がネットでサーフィンしていると、
なんやら皆「テンプレート」を使っているとのこと。

そうかー、テンプレートを使えばいいのかー
ということで、ネットで紹介されているテンプレートを取得しようと思いましたが、全く定着しません。
なんでか。
これは、どうやって高跳びの練習をすればいいのかわからない人に、高跳び棒だけ与えるのと一緒です。
私は、テクニックを手に入れる前に、まず 勉強の仕方 を学ばなければいけなかったのです。
「勉強法は誰かから学ばなければいけない」と感じた私は、
こちらの本の力を借りることにしました。
「スコア80突破ゼミ TOEFL iBTテスト アウトプット強化編」
まわし者でもなんでもないですが、この参考書に大変救われました。
選んだ理由
・writing と speaking に特化して詳しく解説している本が1冊だけ欲しかった
・90点を目指していたが、基本的な戦略はどのレベルでも一緒だと思った
・アマゾンには評価がなかったが、他のブログを読んでいると評価が高かったから
・自分が「ほんとにこんなんで力つくんかなぁ」と半信半疑でやっていると、当然やる気がでません。本の信者になる勢いで信じ込むことで飲み込みも早くなり、勉強も楽しくなります。・参考書の数は少なければ少ないほどいいです。それだけ、1冊の本にかける時間が長くなります。経験上、中途半端にたくさんの本をかじるよりも、1冊を何周もする方が、絶対に!確実に!実力へとつながります。
使った感想
・勉強の仕方が分からない人にうってつけ:
マンツーマン講義をしてくれているかのように、
「次はこれをやってみよう!」「これができたらこれ!」と勉強の指示を出してくれるので、
読み進めるだけで自然と練習できる。
・リスニングのメモの取り方がわかる:
WritingやSpeakingに出てくるリスニングのメモの取り方テンプレートが載っている。
このテンプレートに当てはめてリスニングを聞くと、
今までカオスな情報の羅列にしか聞こえなかったリスニングの講義内容が、
すべて「テーマ」「例1」「例2」という枠組みに沿って話されていることがわかる!
・0から教えてくれる:
リスニングの主要ポイントを落ち着いて押さえ、それを自分の中で組み立てて発話/筆記する方法まで丁寧に教えてもらえる。
Independent タスクでは、話す内容を思い付く練習までも面倒を見てくれる。
・やさしい口調:
「大丈夫!」「意外とシンプルだよ!」など、気が楽になる言葉をかけてくれる。
こうして、この本の信者になった私は、とにかく直前までやり込みました。
何回か読んでいると、「あ、私は今この部分を重点的にやったらいい」とか、
「やり方はわかってきたから、後はここさえ覚えとけば大丈夫」とか、
だんだんと要領がつかめるようになってきます。
そうなってきたら、後は 千本ノックの勢いで、ひたすら問題を解きまくり、
試行錯誤して、自分に一番しっくりくるテンプレートへと、アレンジしていく のです。
タイピング練習
TOEFL ibtはパソコンで受けるので、writing においてはタイピングの速さもとても大切。
私は元からブラインドタッチ(見ないでキーボードを打つこと)ができましたが、
今まで完全に自己流だったため、
ネット上のタイピング練習サイトで一からタイピングの仕方を覚えなおしました。
(これは簡単に楽しくちゃっちゃとマスターできるので、スキマ時間にでもすることをおすすめします)
TOEFL の writingでは、ちょっとしたミスが命取りですので、
タイピングの精度を上げる練習はバカにできません。
添削サービスやスクールへの申し込みは本当に必要か?
何から始めていいか途方に暮れている間にどんどん時間が過ぎていく…
絶対に受かるためのスパルタ教室!なんて文言を見ると、ついすべて委ねて、すがりたくなります。
特にWriting と Speaking は自分でスコアがわからないこともあり、不安になって誰かに添削してもらいたくなります。
私も勉強し始めた時に、一回writingの添削に出してみました。
ですが、返ってきたのは Grammarly 程度のミスの修正のみ。
欲しかった構文のアドバイスなどは皆無でした。
まずは自分で勉強する。助けを借りるのは後から。
これはその会社によるので一概に言えませんが、添削やスクールが本当に必要かどうかは一考すべき点です。
第一に、添削やオンライン英会話、スクール等はとてもお金がかかります。
必然的に添削に出せる回数や期間は限られてくるはずですので、自分が最も必要だと思ったときに活用すべきです。
また、やろうと思えば、私のように参考書である程度まで自力で勉強法を学ぶことができるので、
スクールに在籍する期間を短くできるかもしれません。
第二に、勉強法が身に付いていないうちから、受け身的に「とりあえず申し込んでおこう」では絶対に上達しません。
添削などの道具や他人に頼る前に、自らの積極性が何よりも必要なのです。
参考書を何周かして勉強法を会得した後に、「自分には誰か間違いを正してくれる人が必要だ」と判断したのなら、それが正解です。
ですが、私のように「とりあえずネット見てたらみんな添削必須って言ってるから出してみるか~」ではお金の無駄です。
勉強法をまず会得した後で、必要と思ったのならする、くらいの気持ちでいなければ、
申し込んだとしても結局主体性がなければ上達しません。やるのは結局自分ですから。
自主学習の強い味方
にゃんこ先生のウェブサイト

TOEFLの予約方法から各セクションごとの対策まで、TOEFL対策には大変役に立つサイトです。
「何から始めたらわからない」「TOEFLが初めて」という方は、まずこちらのページを読み込みましょう。
また、弱点の克服方法に関しても、こちらのサイトから多くの情報を得ることができるでしょう。
Grammarly

Grammarlyは文章を打ち込むと、自動的にミスを訂正してくれたり、より良い言い回しを提案してくれるアプリです。
スペルや文法のチェックのみに使えますが、スペルミスなどが命取りになるwritingでは必須。
Writing は、何回見直しても絶対間違えてますから、Grammarlyに直してもらって、
その都度自分の勘違いやミスの傾向をつかむことが大切です。
まず、PCのmemoに文章を打ち込み、それをGrammarlyにコピペすることで正誤確認ができます。
(あまり参考にしなくていいですが、あなたの文章の点数までつけてくれます)
iBT Timer
シャッフルでspeakingのindependent セクションの問題を出題してくれて、
15秒のpreparation timeも45秒のスピーキングタイムも測ってくれる、
しかも!録音までしてくれる、優れものです。
いつでもどこでも練習できるのも良い点。
Youtube チャンネル
このチャンネルに限らず、speakingのintegrated タスクも練習するにはyoutubeが断然おすすめ!
とにかく問題をこなしたい時に使用すべし。
まとめ
とまあ、すんごい偉そうに言ってきましたが、私は本当にぐうたらで、
上記の結論に至るまでにたいそう時間がかかりました。それはそれはたいそう。
結局私が言いたいのは、周りのやり方に流されるな、自分に合ったオーダーメイドの勉強法を発掘して!ということです。
TOEFL の対策方法をネットで収集していると、これをやれ、あれをやれ….
思ってたより複雑そうだし、こんなに苦労していろいろ漁らなきゃいけないの!?って不安になりますが、
大丈夫、もっとシンプルに考えていいんです。
シンプルに、自分の足りていない部分を補完する。
いろんな他の情報は無視して、自分の弱点部分に関する情報だけ探すのです。
この記事を読んでいて「私はもっと下のレベルだから」とか「私はもっと難しいレベル目指してるから」とか思った人、
そういったことは、この記事の主旨とは関係ありません。
自分に合った、今の自分に必要なTOEFLの 勉強法を見つけるため の、ちょっとしたアドバイスです。
ネットサーフィンしてた皆さんは、今すぐサーフィンやめて、弱点分析を始めよう。
応援してます!
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