フィンランドへの渡航を予定しているあなた…
パスポートの有効残存期間はきちんと確認しましたか?
気を付けて確認しないと、有効残存期間不足でフィンランドに入国できないかもしれません。
フィンランド入国に必要なパスポートの有効残存期間
旅行予定の人
フィンランドに観光目的で渡航される方は、
パスポートのみで、最大90日の滞在が許可されます。
この場合は、以下の記載より、
フィンランドへ入国する際は、旅行予定期間終了日から最低3か月の有効期間が残っていなければならない。
引用:フィンランド大使館
最短でも、旅行期間+3か月 をカバーする有効期限が、パスポートに記載されていれば
入国可能ということになります。

有効残存期間に加えて、パスポートに見開き2ページ以上の査証欄が必要なこともお忘れなく!
長期滞在予定の人
留学などの理由で、フィンランドでの90日以上の滞在を予定されている方は、
パスポートはもちろん、在留許可証(長期滞在者用ビザ)も持って行かなければ、入国できません。
そして、この在留許可証を申請する段階で、すでにパスポートが必要になります。
在留許可の申請は、パスポートの有効残存期間が滞在予定期間より短くても、受け付けてもらえますが、
許可が下りたとしても、パスポートの有効残存期間を最長期間としてしか在留許可は下りません。フィンランド大使館様のご回答より

ちなみに、在留許可は、在留許可証の有効期限が切れる前に「延長手続き」をすることで、延長することができます。一番早くて有効期限切れより3か月前から手続きを受け付けているそうです。
というわけで、例えば留学を予定している人で、
留学滞在期間中にパスポートの有効期限が切れてしまう人は、
留学開始前に、前もってパスポートの更新手続きをしておいた方が、
後々めんどくさい手続きをしなくてすみます。
下で、詳しく解説していきます。
フィンランドでの就労目的での滞在方法はこちらから
パスポートの更新ができる期間が限られている?

私のパスポート、滞在中に有効期限切れちゃうから、更新しなきゃ!
と思ったそこの方、ご注意ください。
パスポートの交換手続きが行えるようになるのは、有効期限まで1年を切ってからです。
例えば、フィンランドに2年滞在する予定なのに、パスポートの有効期限が切れるのは、渡航開始日から1年4か月後…
という人は、原則、渡航前にパスポートの更新手続きを行うことができないのです。
渡航前の時点では、まだ、パスポートの有効期限まで1年以下になっていないからです。

じゃあどうしたらいいんだよぅ…
解決策① 特別な理由の場合は、1年前でも大丈夫
留学などの理由で長期滞在する人は、例外として認められ、
パスポートの有効期限まで1年以上あっても、更新手続きを行うことができます。
結婚などで戸籍上の氏名が変わった場合や、本籍の都道府県が変わった場合、就労や留学などで長期滞在を予定しており、渡航前に残存有効期間が不足するとわかっている場合などは、1年以上の猶予があっても更新できます。
引用:タビサポ
ただし、例外として認められるためには、
(留学目的での渡航の場合)留学先大学が発行する入学許可証の提示が必要となります。
例えば、現在、2015/1/1と仮定し、留学開始日が2015/9/1で、1年間語学留学予定(2016/8/31帰国予定)だが、現在有効なパスポートの有効期限が2016/5/1まであれば、パスポートの有効期限が1年以上あっても、留学期間をカバーできないという証明書として留学先学校が発行する入学許可書を提出することによってパスポート申請が可能となる。
入学許可書には決まった形式はなく、学校からメール添付で届く確認書などでも受理される(例えばアメリカでは、I-20という正式な書類があるが、それでなくてもいい)。
提出する入学許可書は、原則原本が必要だが、コピーでも可(パスポートセンターの相談員次第ではあるが)。
また、上記の留学日程で、現在有効なパスポート期限が2016/9/30の場合には、留学期間をカバーできるので、新しくパスポート申請できないような気がするが、パスポートセンターにて「事情説明書」に「何故、留学期間をカバーできるのにパスポート申請する必要があるか(例えば、語学留学1年後に、留学を伸ばすことも計画している等)」を記入することによって受理されることが多い。引用:Able study

事情説明書等、パスポート交付に必要な書類は、各都道府県のサイトからダウンロードできます。
また、留学以外の理由で長期滞在される方で、有効期限から1年以上前にパスポート更新が必要な方は、
1年以上前に更新する理由を証明するために、どんな書類が必要かを、
最寄りのパスポートセンターに問い合わせましょう。
フィンランドにはワーホリがありませんが、参考としてアイルランドのワーホリ目的で
有効期限1年前以上でのパスポート更新に漕ぎつけた方のサイトをご紹介しておきます。
必要書類がどんなものか、イメージをつかみましょう。
私の場合は、パスポートセンターに入学許可証(Acceptance letter)を持って行き、無事受理されました。
ちなみに、こちらの入学許可証は、フィンランドの大学が電子メールで送ってきたpdfを印刷しただけのものです。
その後、パスポートセンターから配布される「特別な理由を説明する紙」を埋め、完了です。
「特別な理由を説明する紙」の質問内容は、主に「どこの国、地域、大学に滞在するのか、どのくらい滞在するのか」といったものでした。
私はパスポートセンターにて、スタッフの方の目の前で埋めました。
後は、旧パスポートと証明写真を回収してもらいます。
証明写真には、細心の注意を払いましょう!
写真の、自分の顔や目に傷がついていたりすると、受理してもらえません。
また、証明写真は切り取らずに渡しましょう。自分で切り取った写真も受理してもらえません。

ちなみに私は、過去2回とも、写真に小さな傷が入っていました。1回目は目の中に、2回目は頭の上に。しかしそれほど大きな傷ではなかったため、どちらも自己責任ということでそのまま用いました。今のところ、幸い何も問題は起こっていません。
申請料金は、1週間後、パスポートを受け取りに行く時に小切手で払いました。
解決策② 現地の大使館で、更新手続きをする
それでも訳あって、フィンランドに渡航した後でパスポートの更新をしたい場合は、
在フィンランド日本大使館にて手続きが可能です。
手続きに必要な書類は以下
- 一般旅券発給申請書
- 写真
- 旧パスポート(またはパスポートIDのコピーと一般旅券返納留保願書)
- 戸籍謄本(パスポートがまだ有効期限内であり、名前に変更がないなら必要ない)
- 手数料ちょうどの現金(おつりはありません)
詳細はこちらから。
パスポート更新は早めに!
渡航前にパスポート更新をしておきたい方と思った方へ、ご注意を!
パスポートを更新すると、パスポート番号が変わります。
パスポート番号が変わってしまうと…
・旧パスポートで購入した航空券が使えなくなるかも
・海外保険が失効になるかも
・在留許可申請が有効でなくなるかも(入国の時に旧パスポートも見せればよいという噂もあり)
こういった問題が起きますので、
パスポートを更新してから、他の渡航のための手続きを行いましょう。
「もう航空券買っちゃったよ…」という人は、
新しいパスポート番号でも航空券を有効にしてもらえるかどうか、航空会社に問い合わせましょう。
ダメだったなら、諦めて現地でパスポート更新を行いましょう。
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